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【2025/07/14 09:01 】 |
わかるようなわからんようなサッカー用語「ディフェンダーの裏」
中継でよく耳にする単語なので「そんなん知ってるよー」って人も多いと思います。では「ディフェンダーの裏」の”逆”はなんでしょうか? 「裏」と表現するからには「表」もあるわけで、じゃあディフェンダーの「表」ってどういうこと?というあたりを書いていきたいのです。まずはその前段階として、まずは「ディフェンダーの裏」について言及していきたいと思います。


一般に「ディフェンダーの裏」とはディフェンダーの背後を指します。「裏をつく」「裏を取る」とはすなわち「ディフェンダーの背後のスペースに入る」という意味です。何故ディフェンダーの裏を取るのが有効かというと、人間の目は前についているからです。とだけ書くといささか乱暴なので、例を挙げてみます。


例えば玉ちゃんが右サイドを駆け上がってくる場合。相手ディフェンダーは基本的にボールを見ます。でないと玉ちゃんのプレーに対処できないからです。低い位置ではあまり問題にならないのですが、攻めこんでいってゴールライン付近になるとどうでしょうか? 角度が付くために「玉ちゃんと同時に視認することが出来るエリア」が狭くなりますよね。つまり死角が増えるわけです。逆サイドを確認するためには、一度玉ちゃんから目を離して後ろを振り向かなければなりません。スピードのある玉ちゃんから目を離したらどこに飛んでくかわからないので基本的には目を離さないわけですが、ここで逆サイドからてっちゃんが走りこんでくると・・・。


とまあ普通はそんなに上手くはいかないわけですが、通常ディフェンダーとフォワードの駆け引きは「ボールと同時に確認出来ない位置に入り込めるか」に集約されます。ディフェンダーの死角に入り込むのが上手いフォワードを「裏を取るのが上手い」と評したり、ディフェンダーの死角をついてゴール前のいい位置にフォワードが飛び込んでくると「上手く裏をつきましたね」などと言ったりするわけです。


山雅で裏を取るのが上手いフォワードと言えば片山真人選手。良さがわかりにくいと評されることが多い彼ですが、ディフェンダーの裏を取って点の取れる位置に入り込むセンスは随一ですね。山雅サポーター的にイメージしやすいのはFC町田ゼルビアのエース、7番勝又慶典選手ではないでしょうか。俺はこの魔法のようにゴール前に現れるプレーが今でも強烈に印象が残っています。


今回はこんなところで。次回がたぶん本題です。ではまた。

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【2012/07/18 22:31 】 | サッカー覚え書き | コメント(0)
長野県サッカー選手権準々決勝 上田ジェンシャン0-0(PK4-2)創造学園高校
ご存知上田ジェンシャンと、過密日程中だったとはいえアンテロープ塩尻を破って準々決勝に駒を進めた創造学園高校の対戦。創造学園はインターハイ全国大会前、上田ジェンシャンは降格がかかるリーグ戦の合間ということで、どのようなメンバーで戦うか注目したが、お互いほぼベストメンバー(おそらく)。創造学園はインターハイの強豪校との想定試合、上田は怪我人が出たり復帰したりの中の連携確認といったところか。

試合は全体的に上田のペース。猛攻を最後のところで体を張って守る創造学園といったところ。上田は8番小田竜也の個人技を中心に崩すも精度を欠くシーンが目立った。一方の創造学園は押される中でもパスをつないで後ろの選手がどんどん追い越していくサッカーを展開。いい意味で予想を裏切られた。

創造学園は球際の粘りが特筆もので、両チームとも足が止まり始める時間帯からそれが顕著になる。奪われても粘って奪い返して決定機を何度も作り、後半30分を過ぎても得点出来ない想定外の事態に焦る上田を追い詰める。結局試合はスコアレスのままPK戦へ突入し、上田が辛くも準決勝進出を決めた。

創造学園の粘りと同時に上田の深刻な決定力不足もPK戦までもつれた原因だろう。インターハイ全国出場校とはいえ、高校生相手にフリーでシュートが枠から大きく外れてしまうあたりに、上田が北信越1部リーグで降格を争う位置にいる理由を見た。全社県予選決勝で見せた闘争心を取り戻して残留を決め、今年四度目となる東信ダービーに臨みたいところだ。一方の創造学園は、社会人相手に90分を無失点で切り抜けて自信を深めたことだろう。終盤の球際の粘りは「何か起きるかもしれない」と期待を抱かせるものだった。激しい交錯で負傷交代した16番丸山匡喜の怪我の具合は心配だが、2週間後に控えたインターハイ全国大会でも旋風を巻き起こして欲しい。


気になった選手
上田ジェンシャン 8番 小田竜也
上田のキング。足元にボールを収めるプレーが上手く、スピードに乗った突破とラストパスで何度も創造学園ゴールを脅かした。しかし、合わせきれない味方と自身の精度の悪さも手伝って、高校生相手に90分間でゴールを奪えなかった所は反省点。周りのサポートも物足りなかった。

創造学園高校 11番 江田貴史
左サイドを主戦場としていた。攻守ともに食らいつくという表現が似合うプレースタイルで、倒されてもなお前に向かうドリブルの推進力が魅力。江田に限らず創造学園の選手は攻守の切り替えが早く、粘り強い守備をする印象を受けた。

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【2012/07/18 00:47 】 | 観戦記(松本山雅以外) | コメント(0)
わかるようなわからんようなサッカー用語「攻撃のタメ」
以前「サッカー用語よくわからんから解説して」と言われたので適当に適当ぶっこきますがいいんですかそれで。まあいいや酔っ払った勢いでズゴンと行きます。


んでまあきっかけは多分代表の試合で「本田Δいると攻撃のタメの作れ方が違うなー」とかなんとか言ってたのが引っかかったのかと思いますが。サッカーで言うところの「攻撃のタメを作る」とは、簡単に言うと「味方が上がってくる時間を稼ぐ」の一言に尽きます。山雅で例えるなら「縦パスを受けた塩爺がフナに戻してサイドの玉ちゃんに預ける」みたいな感じですかね。ボールの動き方が敵陣方向→自陣方向→横方向となっていて、ボールが行ったり来たりしている。この時間を利用して味方が上がってくるわけですな。なんでこんなことをするかってーと攻撃の選択肢を増やすため。カウンターでサイドを駆け上がった際に、ゴール前に一人しか味方がいなければ「ゴール前の味方に合わせる」か「自分で切れ込んでシュートする」かの二択しかないのですが、ゴール前に3人いれば、人数分だけ選択肢が増えるわけです。守備側が誰をマークすればいいのかわからなくさせると表現すればいいですかね。塩爺がDF引きつけて船山ヘッドーみたいな小細工も弄せるわけです。


ここで重要なのが「自分が能動的にパスを出せる状態である」こと。上がった味方を使えなければ意味がありません。なので、塩爺が背後にDF背負ってキープしているケースは「タメを作っている」とは言えないんじゃないかなーと個人的には思っております。このあたりは人によって解釈が違うので、適当になんかこう上手くやってください。日本代表の本田Δがすごいのは、フィジカルの強さと視野の広さで「一人で攻撃のタメを作れてしまう」ところだと思ってます。日本人は体格的に欧米諸国に負けているので普通は複数人でパスを回して「攻撃のタメを作る」のが一般的ですが、本田Δはぶつかられても囲まれても平然とキープして事も無げにパスを出せてしまう。一人でなんとか出来てしまうので、長友がサイドを駆け上がることが出来るし、香川がドリブルで仕掛けられる位置に陣取れるし、岡崎がDFの裏のスペースに飛び込むことが出来る。そういった部分が本田の強みなんじゃないかなーと思います。


山雅に反町監督が就任してからは「ポストに入れた縦パスをシャドーに落とすことで攻撃のタメを作る」パターンが植え付けられて基本形の一つになりつつありますね。時間にすれば1秒や2秒程度のものなのですが、それだけの時間で憲太がゴール前に駆け込んだり玉鐡コンビがサイドに展開出来たりするわけです。もちろんチーム全体が意図を理解して連動的に動くからこそ効果が高くなるわけですが。その辺は試合見ながら逆サイドの選手は誰が動いてるかなーとかFWはどんなルートでゴール前に走りこんでるかなーとか確認してください。


とまあすげえ適当な感じで適当に書きましたが、理解は適当な感じでいいと思います。みんな知ったかしてるだけです。俺もそうです。こんな感じなのに何個か解説続けたいそうです。驚きですね。

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【2012/07/05 00:48 】 | サッカー覚え書き | コメント(0)
J2第18節 松本山雅0-2大分トリニータ
J2リーグ 第18節 vs 大分トリニータ戦の結果


戦術的に対策を打たれた、という印象でした。前半はどうにも上手くいかない感じで、なんでだろうなと考えてみたのですが、山雅の攻撃の起点となる縦パスを狙われたのではないかと思います。塩沢選手へのハイボールではなく、ボランチから3トップにグラウンダーでつなごうという縦パスですね。このパスは、中央にいる3トップに預けてパス交換している間に後ろの選手が上がって攻撃の厚みを作る、いわゆる攻撃のタメを作ることが目的なわけですが、そのパスをことごとくカットされたので上手くいかなかったのではないかと思います。押し上げる前に潰されてしまうのでチーム全体に焦りのようなものが伝播してしまい、横に展開する余裕やエリア内での落ち着きがなくなってしまったのが残念でした。後半には修正をかけて押し込めるようになりましたが、ゴール付近でまだまだ慌ててしまっているのが現状ですね。ゴールという結果を出すのが特効薬だと思うので、その意味ではあわや先制かと思われたオフサイドのシーンは非常に残念でした。あれオンサイドだよね・・・。


怪我人などの影響でスタメンが入れ替わっていますが、試合に出続けている選手とそうではない選手にはやはり判断の早さに差が出てしまっているなという印象ですね。自分の武器がどこまで通用してどこからか通用しないかを把握することが一番重要なことで、それが試合勘と呼ばれるものなんだろうなと。90点の力を持っていても試合で30点の力しか発揮できなければ30点の選手なわけで、常時65点の力を発揮できる選手の方が上。試合体力についても同様で、30分しかいい動きが出来ないなら、90分動ける選手の方が優先されるわけです。とはいえ、常時力をフルに発揮できるようにマネジメントしていくことも必要ですし、夏場の体力や怪我のリスクを考えればある程度は選手を入れ替えていかないといけないかなとも思います。難しいところではありますが。


対策を取られるステージにまで到達したという事実は前向きに捉えて、この壁を乗り越えれば更に上のステージに行けると考えて必要以上に悲観しないようにしたいですね。これをどう修正していくか考えるのもまた楽しからずや。

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【2012/06/10 14:11 】 | 観戦記(松本山雅) | コメント(0)
J2第17節 松本山雅1-1ヴァンフォーレ甲府
J2リーグ 第17節 vs ヴァンフォーレ甲府戦の結果


前節の草津戦で序盤からハイプレスをかけ過ぎるとキツい季節になってきたことを実感したわけで、そこをどう修正してくるかが一つ注目ポイントでした。山雅対策として、中盤から後ろでボールに食いつかせるパスを回し、前線の選手の体力を削ってくる戦法をどのチームもとってくるようになったので、手を打たないわけには行きません。で、予想通りFWがプレスを掛けに行く位置を下げたのと、サイド攻撃を控えて代わりに中央突破を狙っていくことで消耗を抑えようという意図が見えました。


ウイングバックの鐡戸選手・玉林選手からのクロスが山雅の攻撃パターンの一つですが、最近はそれに頼りすぎている印象でした。縦に切れ込んでいい場面でも横にはたくシーンが多く、守る側としてもクロスにだけ注意すればいいワンパターン化が気になっていたところで、「シンプルに縦に」チャレンジすることでゴールに向かう意識を植え付けるという意味でもいい修正をしてきたなと感じました。確かに小松選手あたりの縦パスはカットされることが多かったのですが、裏を返せばそれだけ狙っていたということでもあります。まあそれは無理だろってのもあったんですけど、そこは憲太なので・・・w


実際には個のレベルの差は歴然としてあるわけで、相手を2,3人で囲まなければボールを奪えないのでセカンドボールを抑える選手が少なくなり、結果甲府の波状攻撃が続くという流れが続きました。後半に甲府の柏選手が投入されてからは、山雅の運動量が落ちたことも手伝って特に顕著になりましたね。そこを何とか耐えて、相手の攻め疲れを待てば何かが起こるかもしれないと、まあそんな展開でした。ここまで山雅が勝つにはセットプレーからの交通事故か、前半のフレッシュな時間に相手より走りまくってハイプレスかけて点をもぎ取るくらいしかイメージが無かったんですけど、お互いに疲れた時間帯でカウンターの打ち合いになるとまたチャンスが巡ってくるかなという感じ。こういう殴り合いの展開の経験値はどのJチームよりもあるんじゃないかと思うくらいなので、消極的な選択肢としてはありかなと。自分から崩す形をベースにしないと何も残らないのであくまで消極的。


得点シーンは、中央で敵を引きつけた塩沢選手を飛び越すように上げた玉林選手のクロスを、逆サイドを駆け上がっていた鐡戸選手が合わせたビューティフルゴール。他でも言及されていますが、その前の相手の攻撃で、クロスをヘディングで跳ね返した鐡戸選手、そのボールをクリアした小松選手、クロスを上げた選手にプレスをかけていた玉林選手がゴール前に殺到していったのが驚異的ですね。こういう勝負どころへの嗅覚が鋭くなってきたなあと。特に小松選手は船山選手から玉林選手にパスが出た際に逆サイドを指示していて、これがボールを持っている時にも出せればなと。まあそれが難しいんですが。

この攻撃が反町監督が求める一つの形だと思います。最後方から出たボールをトップが落としてシャドーが拾い、クサビのパスで刻んでいる間に他の選手が上がる。チームのために走ってパスコースを作り、選択肢を増やす。ここで言及しておきたいのは、攻めるために走った距離を守るために走らなければならないということ。ベストは攻撃をシュートで終わらせることですが、それが出来ずに相手に奪われた場合には、誰かが時間を稼がなければなりません。それがよくコメントで出てくる「二度追い、三度追い」で、これが出来なければ見事なカウンターを喰らってしまいます。出来ても体力は相手より消耗するわけですが、この帰陣は注目してみると恐ろしいほど速く、掛け値なくリーグトップクラス。この守備を「現実的な選択としてのソリナチオ」と表現した記事がありましたが、夢いっぱいの戦術に何を、という感じですね。目標は「相手よりも走って攻守に圧倒する」ところです。ソリナチオという表現に喜んでいるようではまだまだ。


失点シーンは、セットプレー崩れを仕切りなおされたところ。山本選手のフィードを1.5列目のマークが難しい位置にいた盛田選手が折り返し、一瞬の速さで飯田選手を振り切ったダヴィ選手がフィニッシュ。盛田選手の前でマーカーを引きつけた佐々木選手も連動した、敵ながら見事な攻撃でした。こうした相手の隙を突く動きは流石に一日の長がありましたね。山雅としても、飯田選手、多々良選手、塩沢選手と競り合える駒は揃っているわけで、どう活かすかは今後も詰めていきたいところです。この試合でも外に流れていった選手に一旦預けて角度を変えて放り込むなどバリエーションを見せてくれたので、アドリブが効くステージまで上がっていってもらいたいものです。


以下、気になった選手。

・柏好文
左サイドハーフで途中出場。まさに「スイッチを入れるために入った」選手でしたね。快足とキレの良いドリブル、質の高いクロス。厳しい時間に嫌らしい動きをしていました。投入されてからずっと押される時間帯が続いたので、名前は忘れられそうにないです。

・木島徹也
左シャドーで途中出場。久しぶりに「らしい」姿を見せてくれたなと。これまでどことなく自信なさげに横パスを繰り返していたので心配していたのですが、この試合では縦への強引なドリブルやファウルアピールを見せてくれたりと去年の徹也に戻りつつあるかなと思いました。誰がなんと言おうとウチのエースは徹也なので、徹也ゾーンからのゴラッソに期待したいですね。

・野澤洋輔
GKで出場。キャッチングミスもありましたが、玉林選手が「足を向けて寝られない」ミスパスを帳消しにしたファインセーブを始めとして、随所に光るプレーを見せてくれました。あの1対1の場面は、何度かゴールの位置を確認してからわざとコースを開けて「打たせた」セーブで、百戦錬磨の経験のなせる業でした。個人的にタスクのやかましいコーチングが好きなのですが、こうしたプレーを見せられるとやはり違うなと思わざるを得ないですね。次の試合にも期待です。

拍手[8回]

【2012/06/04 22:00 】 | 観戦記(松本山雅) | コメント(0)
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