シンディ:山雅劇場には天皇杯県予選決勝のパルセイロ戦は入ってないのか。
みどげ~:南長野(7/4のアウェイ長野パルセイロ戦)は入ってる。
あんぜ:リーグ戦のは入ってるんですけど、天皇杯はアルビレックス戦の方に焦点が。
シンディ:そっかそっか。結構もったいない気も。あれこそ劇場という試合だった。自分はアレで本当にぐっとハマりました。
すくらむ:山雅劇場がもったいないのは、松田直樹のいたシーズンと謳って2011年を追おうとしているので、いわゆるダービーといった歴史が伝わらないわけだよね、その視点で行くとね。多分書きたいと思うんだよ、宇都宮さんも。
シンディ:そうだね。
すくらむ:書きたいと思うんだけど、2011年にはそのダービーというものは排除されちゃう。書いちゃうとそっちの本になっちゃうんで。
シンディ:葛藤はあったと思うけど、本人的にはどうなんだろう。でもホーム&アウェイのダービーはちゃんと書いてるけどね。あと映画クラシコの説明とか。トークショーでもクラシコのDVDどんって出して、こんなのありますよみたいな。
すくらむ:そのへんのディープな話は書いたら、そうだね、三章くらい取っちゃうね。
シンディ:あー。でもあれこそ2011年で一番興奮した試合でした。
かーかみ:俺ダービーで一番最初に長野(パルセイロ)サポが多く来た話聞きたいんですよ。
すくらむ:最初ね、カラオケって言われたんだよ。
みどげ~:あ、それは知らない。
かーかみ:どこにも履歴が残ってなくて。今ネットで探してもどこにも残ってないんですよ。
すくらむ:2004年だね。えっとね、ウチがオリジナルのチャントもない頃だったので、日本代表がやってるようなやつをそのまま使ったんですよ。
かーかみ:エルザ(長野パルセイロの前身の長野エルザ)にはサポがいたんですよね。山雅はいなくって。山雅が弱くて北信越二部の頃。
すくらむ:で、向こうにカラオケってUM(ウルトラスマツモト)の掲示板に書き込みをされて。
かーかみ:もう今はないけど。
すくらむ:それで血の気が上がる代表が「おし、もう本格的に(チャント作って)やる。ダービーは真剣にやる」っつって、2005年に。
かーかみ:連戦した時ですよね。
すくらむ:ULTRAS MATSUMOTOのダンマク出来たんじゃなかったかな。
かーかみ:二個ぐらい前のULTRAS MATSUMOTOのダンマクですね。
すくらむ:全社(全国社会人サッカー選手権大会)の県予選準決勝で当たる時に(正しくは決勝)。
かーかみ:あの時って全社の準決勝と天皇杯の(県予選)準決勝と二週連続で長野とだったんですよね。
すくらむ:そう、二週連続であった時に、絶対に間に合わせるっつってULTRAS MATSUMOTOっていう初代の大きいダンマク作り始めたの。
あんぜ:へー。
すくらむ:で、週五日間くらいは俺と疋田さん(UM代表)で縫い作業と、最後二日間は皆集まって。
かーかみ:皆って言っても何人?
すくらむ:5人かな。本当に初期メンバー。このメンバーは“サカつく”っていうメンバーなんですけど、ここに初めて、横断幕をやっていて、やりたいっつってやって来たのが、チリチリさん(一度見たら忘れられない容姿の現サブコールリーダー)。
かーかみ:あー、それチリチリさんの伝説ですよね。ラーメン屋でタウン情報誌読んだら、たまたま疋田さんが投稿した山雅の話題を読んで、面白そうだから行ってみたっていう。
すくらむ:“サカつく”中心で動いてたけど、初めて目に見える形で外部で反応したのはチリチリさんかもしれない。
シンディ:じゃあエルザの時(2007年にAC長野パルセイロに改称)にもう火がついてる?
すくらむ:あれはこちらから仕掛けた。エルザの時に向こうはダービーだと思ってないから。上田ジェンシャンの方が強かったから、そっちがダービーだと言ってた。二連戦の時に、ULTRAS MATSUMOTOの大きいダンマク作って、ユースの子どもも呼んで。あの時100人ぐらいいたんじゃないかなあ。
かーかみ:ポリ袋ゴール裏でやってた時ですよね。
みどげ~:ポリ袋は確か2005年の天皇杯準決勝。
すくらむ:2005年の連戦の時は、サポーターが100人くらいいたんじゃないかな。人数的にはもうこっちの方が上回っているぐらい。内容的にはアレなんだけど。
かーかみ:負けたんですよね。
すくらむ:負けた負けた。二連敗した。
かーかみ:3-1、5-1くらいですよね(7/31全社決勝1-5、8/6天皇杯準決勝1-3)。
すくらむ:3-1、5-1。けちょんけちょんだった。
みどげ~:あの臼井(弘貴)にやられた。
すくらむ:現山雅U-18ユースコーチの。
みどげ~:ハットトリックでしたっけ確か(天皇杯でハットトリック、全社でも追い打ちの二得点)。
すくらむ:その時にたくさん点取った相手のエースストライカー臼井っていうんだけど。
かーかみ:俺の同級生の兄ちゃんだよ。
シンディ:えええ~!? またこの近い感じ。
かーかみ:臼井弘貴って高校の時からすごくて、松商学園のエースで。日大に行って
関東大学サッカーリーグの二部ベストイレブンなんかに選ばれて(他に中村憲剛、栗澤僚一、阿部吉朗、戸川健太など)。
すくらむ:そう。だからあのダービーの2005年から仕掛け始めたの、こっちから。明らかにダービーを作り上げていく意図的な形で。
かーかみ:そうそうそう。そういう話はいっぱいありますよね、仕掛けたっていう。勝手に盛り上げますよね、山雅は。
みどげ~:あの当時はまだ向こうの方がサポが多かった印象あるんで。
すくらむ:サポも多かったし、強かったし。
シンディ:それは聞いてる。エルザは強いチームで。
すくらむ:山雅が(北信越)二部、エルザが一部で。リーグ戦では当たらないので、そういうカップ戦でしか当たるしかないので、二連戦になるタイミングで代表が「ダンマク作るぞ」と。相手より大きいダンマク作って、直前まで隠してて、試合の直前になったら出すっていう。
シンディ:こんなの作ったぜみたいな感じで、ウワァ~って。
すくらむ:あの時作ったのはULTRAS MATSUMOTO初代とBRAVE SOUL OF GREEN。
かーかみ:あ、まだ出してるやつだ。
すくらむ:あれ二つ作った。一番最初に作ったのは二つです。
シンディ:え~すごいねえ。
かーかみ:あれ今まだ出してるんだよね。緑めっちゃ色褪せてるけど。
みどげ~:あとは、白いULTRAS MATSUMOTOの左右にあるやつと、自分がその年に作ったGreat信州っていう長野県の。あれとガンガンいこうぜの、あのダンマク二枚。くらいですかねえ。
[2回]
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