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【2024/04/29 10:28 】 |
J2第18節 松本山雅0-2大分トリニータ
J2リーグ 第18節 vs 大分トリニータ戦の結果


戦術的に対策を打たれた、という印象でした。前半はどうにも上手くいかない感じで、なんでだろうなと考えてみたのですが、山雅の攻撃の起点となる縦パスを狙われたのではないかと思います。塩沢選手へのハイボールではなく、ボランチから3トップにグラウンダーでつなごうという縦パスですね。このパスは、中央にいる3トップに預けてパス交換している間に後ろの選手が上がって攻撃の厚みを作る、いわゆる攻撃のタメを作ることが目的なわけですが、そのパスをことごとくカットされたので上手くいかなかったのではないかと思います。押し上げる前に潰されてしまうのでチーム全体に焦りのようなものが伝播してしまい、横に展開する余裕やエリア内での落ち着きがなくなってしまったのが残念でした。後半には修正をかけて押し込めるようになりましたが、ゴール付近でまだまだ慌ててしまっているのが現状ですね。ゴールという結果を出すのが特効薬だと思うので、その意味ではあわや先制かと思われたオフサイドのシーンは非常に残念でした。あれオンサイドだよね・・・。


怪我人などの影響でスタメンが入れ替わっていますが、試合に出続けている選手とそうではない選手にはやはり判断の早さに差が出てしまっているなという印象ですね。自分の武器がどこまで通用してどこからか通用しないかを把握することが一番重要なことで、それが試合勘と呼ばれるものなんだろうなと。90点の力を持っていても試合で30点の力しか発揮できなければ30点の選手なわけで、常時65点の力を発揮できる選手の方が上。試合体力についても同様で、30分しかいい動きが出来ないなら、90分動ける選手の方が優先されるわけです。とはいえ、常時力をフルに発揮できるようにマネジメントしていくことも必要ですし、夏場の体力や怪我のリスクを考えればある程度は選手を入れ替えていかないといけないかなとも思います。難しいところではありますが。


対策を取られるステージにまで到達したという事実は前向きに捉えて、この壁を乗り越えれば更に上のステージに行けると考えて必要以上に悲観しないようにしたいですね。これをどう修正していくか考えるのもまた楽しからずや。

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【2012/06/10 14:11 】 | 観戦記(松本山雅) | コメント(0)
J2第17節 松本山雅1-1ヴァンフォーレ甲府
J2リーグ 第17節 vs ヴァンフォーレ甲府戦の結果


前節の草津戦で序盤からハイプレスをかけ過ぎるとキツい季節になってきたことを実感したわけで、そこをどう修正してくるかが一つ注目ポイントでした。山雅対策として、中盤から後ろでボールに食いつかせるパスを回し、前線の選手の体力を削ってくる戦法をどのチームもとってくるようになったので、手を打たないわけには行きません。で、予想通りFWがプレスを掛けに行く位置を下げたのと、サイド攻撃を控えて代わりに中央突破を狙っていくことで消耗を抑えようという意図が見えました。


ウイングバックの鐡戸選手・玉林選手からのクロスが山雅の攻撃パターンの一つですが、最近はそれに頼りすぎている印象でした。縦に切れ込んでいい場面でも横にはたくシーンが多く、守る側としてもクロスにだけ注意すればいいワンパターン化が気になっていたところで、「シンプルに縦に」チャレンジすることでゴールに向かう意識を植え付けるという意味でもいい修正をしてきたなと感じました。確かに小松選手あたりの縦パスはカットされることが多かったのですが、裏を返せばそれだけ狙っていたということでもあります。まあそれは無理だろってのもあったんですけど、そこは憲太なので・・・w


実際には個のレベルの差は歴然としてあるわけで、相手を2,3人で囲まなければボールを奪えないのでセカンドボールを抑える選手が少なくなり、結果甲府の波状攻撃が続くという流れが続きました。後半に甲府の柏選手が投入されてからは、山雅の運動量が落ちたことも手伝って特に顕著になりましたね。そこを何とか耐えて、相手の攻め疲れを待てば何かが起こるかもしれないと、まあそんな展開でした。ここまで山雅が勝つにはセットプレーからの交通事故か、前半のフレッシュな時間に相手より走りまくってハイプレスかけて点をもぎ取るくらいしかイメージが無かったんですけど、お互いに疲れた時間帯でカウンターの打ち合いになるとまたチャンスが巡ってくるかなという感じ。こういう殴り合いの展開の経験値はどのJチームよりもあるんじゃないかと思うくらいなので、消極的な選択肢としてはありかなと。自分から崩す形をベースにしないと何も残らないのであくまで消極的。


得点シーンは、中央で敵を引きつけた塩沢選手を飛び越すように上げた玉林選手のクロスを、逆サイドを駆け上がっていた鐡戸選手が合わせたビューティフルゴール。他でも言及されていますが、その前の相手の攻撃で、クロスをヘディングで跳ね返した鐡戸選手、そのボールをクリアした小松選手、クロスを上げた選手にプレスをかけていた玉林選手がゴール前に殺到していったのが驚異的ですね。こういう勝負どころへの嗅覚が鋭くなってきたなあと。特に小松選手は船山選手から玉林選手にパスが出た際に逆サイドを指示していて、これがボールを持っている時にも出せればなと。まあそれが難しいんですが。

この攻撃が反町監督が求める一つの形だと思います。最後方から出たボールをトップが落としてシャドーが拾い、クサビのパスで刻んでいる間に他の選手が上がる。チームのために走ってパスコースを作り、選択肢を増やす。ここで言及しておきたいのは、攻めるために走った距離を守るために走らなければならないということ。ベストは攻撃をシュートで終わらせることですが、それが出来ずに相手に奪われた場合には、誰かが時間を稼がなければなりません。それがよくコメントで出てくる「二度追い、三度追い」で、これが出来なければ見事なカウンターを喰らってしまいます。出来ても体力は相手より消耗するわけですが、この帰陣は注目してみると恐ろしいほど速く、掛け値なくリーグトップクラス。この守備を「現実的な選択としてのソリナチオ」と表現した記事がありましたが、夢いっぱいの戦術に何を、という感じですね。目標は「相手よりも走って攻守に圧倒する」ところです。ソリナチオという表現に喜んでいるようではまだまだ。


失点シーンは、セットプレー崩れを仕切りなおされたところ。山本選手のフィードを1.5列目のマークが難しい位置にいた盛田選手が折り返し、一瞬の速さで飯田選手を振り切ったダヴィ選手がフィニッシュ。盛田選手の前でマーカーを引きつけた佐々木選手も連動した、敵ながら見事な攻撃でした。こうした相手の隙を突く動きは流石に一日の長がありましたね。山雅としても、飯田選手、多々良選手、塩沢選手と競り合える駒は揃っているわけで、どう活かすかは今後も詰めていきたいところです。この試合でも外に流れていった選手に一旦預けて角度を変えて放り込むなどバリエーションを見せてくれたので、アドリブが効くステージまで上がっていってもらいたいものです。


以下、気になった選手。

・柏好文
左サイドハーフで途中出場。まさに「スイッチを入れるために入った」選手でしたね。快足とキレの良いドリブル、質の高いクロス。厳しい時間に嫌らしい動きをしていました。投入されてからずっと押される時間帯が続いたので、名前は忘れられそうにないです。

・木島徹也
左シャドーで途中出場。久しぶりに「らしい」姿を見せてくれたなと。これまでどことなく自信なさげに横パスを繰り返していたので心配していたのですが、この試合では縦への強引なドリブルやファウルアピールを見せてくれたりと去年の徹也に戻りつつあるかなと思いました。誰がなんと言おうとウチのエースは徹也なので、徹也ゾーンからのゴラッソに期待したいですね。

・野澤洋輔
GKで出場。キャッチングミスもありましたが、玉林選手が「足を向けて寝られない」ミスパスを帳消しにしたファインセーブを始めとして、随所に光るプレーを見せてくれました。あの1対1の場面は、何度かゴールの位置を確認してからわざとコースを開けて「打たせた」セーブで、百戦錬磨の経験のなせる業でした。個人的にタスクのやかましいコーチングが好きなのですが、こうしたプレーを見せられるとやはり違うなと思わざるを得ないですね。次の試合にも期待です。

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【2012/06/04 22:00 】 | 観戦記(松本山雅) | コメント(0)
練習試合 松本山雅4-3FC東京
トレーニングマッチの結果
練習試合結果 松本山雅FC戦



土曜日の練習が非公開のことが多かったので、中々確認しにくかった所を見てきました。益山選手や村瀬選手あたりですね。吉田選手や有田選手は帯同していなかったようで残念。FC東京は平山相太・渡邉千真のツートップを筆頭に錚々たるメンバーが揃っており、層の厚さを感じました。


でまあ印象なんですけど、「バックアッパーの準備」をしている感じ。もちろんスタメンを脅かすような選手に出てきて欲しいというのはあるでしょうけど、まずは3-4-2-1をしっかりチームに根付かせたいという意図を感じました。3バックの肝であるスイーパーに益山選手や渡辺選手が入ってカバーや指示の確認をしていたり、ウイングバックに久木田選手や阿部選手を試していたり。驚きだったのは大橋選手がウイングバックにトライしていることですね。とはいえ情報としては知っていたので表現ほど驚いてはないんですけど。最初に目にした時は意外だったのですが、ハマれば面白いなと納得したものです。


大橋選手の特長は、広い視野から繰り出される精度の高い左右のロングキックと、狭い所を魔法のように通すキラーパス。そして上位カテゴリのプレッシャーを知る経験。低い位置でも高い位置でも起点となれる配球能力に加えて、落ち着いてプレーの出来る選手ですね。サイドをドリブルでゴリゴリ上がるのではなく、パス交換をしながら中に入ったり外に出たりして変化をつける役割を担うようです。この練習試合ではスルスルと中に入っていってシャドーの選手を外に開かせるなど、柔軟なプレーぶりにワクワクしたので、ぜひともポジションをモノにして欲しいですね。ただ、珍しく遠目から狙っていったミドルシュートには「トップ下をあきらめたわけじゃない」という意思が見えてニヤリとしたものです。課題の守備と運動量をクリアした新・大橋正博を早く見たいですね。


それと触れておきたいのは益山選手でしょうか。シーズン前のTMでは良さがあまりわからなかったのですが、今回はCBでもボランチでもいいインターセプトを見せており、ジェフで出世番号を与えられた片鱗が垣間見えました。と同時に、離脱すると怖いなと思っていた飯尾選手と小松選手のポジションを狙える選手であることがわかったので、思いの外収穫があったなと。特にボランチでプレーした2本目には得点につながるインターセプトを見せ、終盤には積極的にゴール前に顔を出すなど、随所に光るものを感じました。ゴールデンウィークの連戦までに反町監督の信頼を勝ち取ってスタメンを狙って欲しいですね。


村瀬選手はプレー時間が短く、特徴などは把握できず。他のメンバーはやれば出来ることはわかっているので、新しい発見というのはある意味ありませんでした。久しぶりにCBをやる須藤選手を見ましたが、足元の技術があってフィードもいいので、CBからビルドアップに参加するスタイルの方が今の山雅には合っているのかなと。フォアチェックを平然といなして前にボールを出せれば楽になりますし。監督から出されている「宿題」は個々人で違うとは思いますが、クリアして公式戦での姿を見たいものです。

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【2012/03/27 06:51 】 | 観戦記(松本山雅) | コメント(4)
J2第1節 松本山雅0-2東京ヴェルディ
憧れの舞台は苦難の舞台でもあった。


ご存じの方も多い「場外戦」について思うところはかなりあるのですが、試合内容をメインに書いていきます。布陣は名古屋グランパスとの練習試合のままの3-4-2-1。反町サッカーは凄まじく運動量を求めるサッカーなので、中盤は走れる選手をチョイスしたと思います。加えてJ2初戦ということもあり、飯尾・渡辺のベテランで要所を抑えたいという意思も窺えました。



3バックは飯田と多々良が2トップをマークし、飯尾がスイーパーとなってカバーをするのが基本。ボランチ・ウイングバック・ストッパー2枚がほぼマンマーク、飯尾が穴を埋める守備という形になっていたと思います。あとはある程度サイドを捨てて中央を固め、最後の部分を許さない、といったところでしょうか。2010年に飯田が加入して以降もそうでしたが、サイドからクロスを上げられても飯田真輝という強烈なCBがいれば弾き返せるというのは山雅の武器の一つで、それを活かすための戦術なのかなと。


攻撃に関しては速攻ならトップのエイジソンに入れて、シャドーの木島徹・弦巻が拾っていく、遅攻ならウイングバックの久木田・楠瀬の仕掛けを使う、という事前の予想にさほど外れていなかったと思います。ただ、個人・組織の力の差は歴然で、ドリブルで仕掛けようにもすぐに奪われ、守備でも体の向きを変えるだけの単純なフェイントにも引っかかってしまうなど、まさに”茨の道”であることを痛感しました。


試合は、前半固くなってしまったヴェルディに対して飛ばし気味の山雅のプレスが奏功して予想以上に頑張れていたと思います。この辺り、試合開始5分前から中央線を歌って会場の空気を作った山雅サポーターの影響も多少はあったのかなと思ってます。あとはエイジソンと木島徹、弦巻の縦へのシンプルな仕掛け。数は少ないですが決定機も作れていたので、J2での初ゴールも遠くはないという予感はありました。


けれども監督の試合後のコメントにもある通り、徐々に地力の差が出るようになりました。ヴェルディ側も中央は堅いと見るや、サイドに人数をかけてディフェンス陣を釣りだしにかかるなどしてペースを掴み、必然とも言える2ゴール。攻守とも個人の力量差を運動量で埋めきれない結果となってしまいました。キャンプで肉体的に相当追い込んだトレーニングを積んでも実戦では勝手が違う、というところでしょうか。


特に感じたのはJ2のプレスの速さ。ちょっとしたコントロールミスでも見逃してくれませんね。よく上のカテゴリーとの違いはミスの少なさだと言われますが痛感しました。状況の把握、ボールを受ける前の準備、コントロールしやすいボールの供給。まずはJ2のスピードに慣れる、というところからスタートしないといけないでしょうね。


結果よりも内容を重視する、と開幕前には思っていたものの、負けるとやはり悔しいですね。怖いのはこの悔しさに慣れてしまうこと。上を目指すハートは持ち続けたいものです。

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【2012/03/08 23:50 】 | 観戦記(松本山雅) | コメント(0)
JFL前期第1節(災害復興支援試合) 松本山雅0-3ソニー仙台
わかってはいるが、わかるわけにはいかん。


いろいろと含みのある試合であったことは間違いないわけですが、それでもこの結果と内容を「勝ち点がつかないから」「天皇杯があるから」「J昇格決めたから」「控え組だから」で看過するわけにはいきません。個人的かつ身勝手な態度ではありますが、試合後のソニー仙台コール、参加しませんでした。今年のワーストに並ぶほどの試合内容を見せつけられて、呑気に相手にエールを贈ることなど出来ませんでした。相手がどこであろうと、メンバーが誰であろうと、目の前の試合を全力で勝ちに行く。俺ほどひどくはなくても、がっかりするやら腹立たしいやらという人は少なからずいるはず。それは、一言で言うなら90分を通して「山雅らしさ」を感じられなかったからに他ならないと思います。技術では及ばなくても、球際で粘ったり、リカバーのために走ったり、あと一歩を詰めたりと、「気持ち」の見えるプレーやひたむきな姿勢。人が変わっても継続して欲しい部分が見られなかったことが残念でならないです。

この試合に関しては、「自分がやるんだ」という意識が希薄に見えました。守備ではあと一歩を詰めてプレッシャーを掛ける勇気と、カバーリングに行く意識。攻撃では「俺が決めてやる」というエゴと、チャンスがあれば逃さずに打つ意識。無いとはいいませんが、こんなものではないとも思うのです。やる気がないわけがない、でも出来ないのは、スタジアムの雰囲気が選手を後押し出来ていなかったのではないかと。あの”5連戦”にはあった熱が無い。良いプレーをしても水を打ったように静かで、ミスをすればため息をつかれる、そんな中で実力を発揮できるとは思えないのです。ひどい試合を見た、のではなく、ひどい試合をさせてしまった、の方が正しいのではないかと。選手が気持ちを見せないから応援する気になれない、ではなく、自分の応援で選手をノせてやる。どんなに厳しい内容であってもそう考え続けられるか。正直2失点目あたりで俺は折れかけました。まだまだ覚悟が足りない。


確かにJ2昇格はめでたい。ですが、ここは到達地点であると同時に新たなスタート地点でもあるわけです。満足したらその先は無いのです。下を見ればきりがないように、目指す頂きもまた数多く存在します。J1。ユース。代表。緑で染まるアルウィン。そして今目の前に、もう一つの大きな頂き。思い出ではなく記録を作りに行く。元日に国立で喜びましょう。

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【2011/12/12 07:46 】 | 観戦記(松本山雅) | コメント(0) | トラックバック()
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