Jユースカップ予選最終戦は、アルビレックス新潟U-18との対戦。北信越のクラブチームの中では最上位のプリンスリーグ(北信越)に属する。
試合はスタートから新潟U-18にボールをしっかり動かされ、なんとか喰らいつく状態。それも前半14分の失点を機に気持ちが切れてしまった印象。出足がほんの少し鈍っただけでも軽くいなされてしまった。代表選手でもかわされるかもしれないという頭が働くと途端に動けなくなるという。ボランチの古市と賜は前半38分で7成瀬和弥、13杉山俊と交代。後半は8高橋晟弥の突破、11唐澤の仕掛け、9塩原のカットインなどで散発的にチャンスを作ったものの、前掛かりになった背後を突かれて4失点。8高橋の左足ミドルがクロスバーに嫌われたり、11唐澤の抜け出しからのシュートが枠を外れるなど、惜しいシーンはあったが決めきれなかった。良さを出せるようになった頃にはすでに点差がついていた、苦い敗戦となった。
昨年は初戦が不完全燃焼な試合で残りの試合で修正していったが、今年は逆に初戦で上手く行き過ぎたのがアヤとなったか。対する新潟は前節で京都に大敗を喫しており、それを上手く修正できた印象。ほんの少しの意識の差が大きな差になってしまう育成年代の難しさを痛感した。本番で実力を出し切る「技術」も磨かなければと感じた。ただし、ここまで積み上げてきたものは、この敗戦で否定されるものではない。この一年間だけでも格段に成長した、その部分は胸を張っていい。またここから、始めたい。
[2回]
3年生に最後のラブレター。
イチ。最後の試合こそ残念だったけど、イチが引っ張って来たからここまでこれたんだ。ここぞという時にスッと前に出てボールを奪って、攻撃につなげる姿は本当に頼りになった。ありがとう。
イケ。前はすぐにカッとなってた印象だったけど、いつの間にかエースの風格が漂うようになっていた。皆から頼りにされるのは重圧もあっただろうけど、その分成長にもつながったと思う。
かんた。目標が高いところにあるから仲間への要求も高いところにあって、それが檄を飛ばす姿に現れていたとおもう。表に出せるのはいいことだ。目標がどこにあるかマメに確認し合ってすれ違いにならないよう気をつけてくれ。
しぶ。強気に攻め上がるハートの強さは武器だ。裏目に出た時はだいたい焦った時か調子に乗りすぎた時。周りを見て、ここぞというタイミングで一気に突っ走れ。
しょうた。一番伸びたのはしょうただと思う。見違えるほど技術が向上していて、そこは胸を張っていい。失点を覚悟した場面で何度もシュートストップしたことは忘れない。
みむ。全力で走って全力で食らいつく姿に原点を感じた。この試合もみむが入ってから山雅らしさが戻ってきたと思う。これからも頑張れ。
ももせ、いぶき。二人ともスッとサポートに入るのが上手かった。いるとチームが上手く回り出す潤滑油のような存在だった。苦い経験にもなったけど、どこかでリターンがあるはずだから、信じて走れ。
おかの、はやと。2ndでの出場が多かったけど、やっぱ3年はうめーなって毎回思ってた。積み上げたものはしっかり実ってたから、これからも頑張れ。
本当に、本当にいろんなことを教えてもらった。ハートに火を付けたのは間違いなく君たちだ。毎度思うけど良いチームだった。もっと長いこと試合をしたかった。でも、ここで一区切り。ゴールであってスタートでもあるこの地点から、どこへ向かってもずっと応援してるから。できれば、何らかの形でずっとサッカーを続けて欲しい。
最後に、親愛なる2年生、1年生の諸君。頼りになる先輩からもらったもの、託されたもの、それらを踏まえてどうなりたいだろうか。来年の春にはひとつ先輩になる。その時にどんな姿を後輩に見せたいだろうか。周りが何を言おうと、決めるのは君たちだし、成し遂げたものは君たちのものだ。自分が納得できる道を自分で選んで進んでいってほしい。
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http://gotoalwin.blog.shinobi.jp/Entry/162/2014Jユースカップ予選リーグ 松本山雅U-18 0-7 アルビレックス新潟U-18