Jユースカップ予選リーグ2試合目は神奈川県3部のY.S.C.C.横浜U-18と対戦。神奈川県は3部が24ブロックから構成される激戦区である。
決勝トーナメント進出のためには勝たなければならないというプレッシャーか、非常に多くの観客に見守られているという緊張か、山雅U-18は非常に動きが固い。加えてY.S.C.C.U-18の仕掛ける超ハイプレスをいなせず、視野も狭くなっていた印象。逆サイドへの展開があまり見られず、縦を狙うパスもカットされてしまう場面が目立つ。また、プレスを掛けにいってもパスの受け手へのケアが足りず、普段の出足の鋭さも見られない。対するY.S.C.C.U-18は、狭い局面でもパスを繋いだりドリブルで仕掛ける力があり、ショートカウンターからの速攻に迫力がある。決定的場面も作られるが、シュート精度不足や守護神51原将太の好セーブなどで失点は許さない。拮抗した展開だったが、先制点は山雅U-18。右CKを9塩原健が押しこんだ。直後にも相手GKのミスを見逃さなかった14小松蓮がゴールを奪い、前半を2-0で折り返す。
ボールが落ち着かない展開に、後半スタートからボランチを3古市真也、17山﨑生希の3年生にスイッチ。両選手とも怪我での長期離脱を乗り越えた苦労人だ。守備面では3古市、攻撃面では17山﨑が要所を抑え、徐々に主導権を奪っていく。前半ではあまり見られなかったサイドチェンジやショートカウンターでチャンスを作ると、後半途中から投入された8高橋晟弥が躍動。得意の裏への抜け出しからゴールを量産し、合計4ゴール。Y.S.C.C.U-18の9宮内寛斗にトップチームでも滅多にお目にかかれない強烈なミドルを決められたものの、6-1で山雅U-18が勝利を収めた。
地に足がつかない時に立ち戻るものを積み上げてこれたか。「今の自分」に出来る事をやるだけと開き直れたか。どれだけ準備が出来ていたか。出来ていればそれでいいし、出来ていなければどうして出来なかったを突き詰めたい。予選リーグ最終戦は全てを出し尽くしても届くかわからないアルビレックス新潟U-18。燃える展開を後押ししたい。
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http://gotoalwin.blog.shinobi.jp/Entry/161/2014Jユースカップ予選リーグ 松本山雅U-18 6-1 Y.S.C.C.横浜U-18