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【2024/05/15 22:14 】 |
2.選手の成長を感じる喜び
N氏: J2に上がって飯尾があれだけ対応できるとは思わなかった。
あんぜ:そうですか? 俺はある程度出来るんじゃないかなという気はしてました。
N氏:俺がそう思ったのは、飯尾にしても飯田にしてもスピードがないじゃん? で、1対1で勝負かけられた時に、スッと抜かれちゃうという場面が増えるんじゃないかなって思ってたのね。でもそれに飯尾は対応した。ポジション取りでね。あと、飯田はすごく成長したと思うんだよ。初戦のヴェルディ戦から比べればね。あのときボロクソだったよね。
あんぜ:裏は取られるわ後ろから追いつけないわ。
N氏:それを考えると飯田は山雅に来て本当に成長したよね。ヴェルディに所属していた時を見てないからわからないけど。安定してるもんね。
あんぜ:ヴェルディの頃は教えてもらったことを活かす機会が無い、みたいなインタビューがありましたね。土屋(征夫、2013年からヴァンフォーレ甲府所属)って39歳(対談当時)になってもまだ現役バリバリの選手がいるんですけど、その人に教えてもらったことを実践する機会が無くて、悩んでいたらしいです。
N氏:サッカー選手って、技術を持っていても自信がなければそれを発揮できない。飯田の場合、元々持っていたものにプラスして、山雅に来て結果を出して自信がついて、発揮できるように成長したと思うんだよね。それをすごく感じたかな。


あんぜ:自信持ってやったって言ったら、(小松)憲太もすごい伸びたなって。
N氏:月間ベストゴール候補に選ばれたじゃん(ホーム町田戦でのロングループ)。あの時は本当にびっくりしたね。
あんぜ:2011年の開幕前の甲府とのトレーニングマッチで、周りは見えてないし左足は使えないしで、その時はもう今年限りかなと判断したんですよね。で、大怪我しちゃったじゃないですか(このTMで左足首を手術する負傷を負った)。でもそこからここまで来たのかって、あのゴールですごい感じましたね。あの試合は北側サイドスタンドで見てたんですけど、あれは修業(智仁、町田GK)が、一旦前に出ようとして戻ったんですよ。それを憲太は確認してて、状況を見て“左足で”ループを放った。すごく視野も広くなっているし、左足を使うことが出来るしで、本当に成長を感じたゴールだった。それもやはり、本人の努力があったからなんだろうなと。
N氏:憲太がポジションに入るだけで、山雅のサッカーってちょっと変わるじゃんね、リズムが。前でボール取ろうとするから、そこでスピードアップする。それがすごく山雅のサッカーに合っていると思うし。試合見ていると、憲太のパスミスって目立つよね。でもね、それは憲太のパスミスなのかっていうプレーも何回もあったなって思うね。
あんぜ:結果ミスにはなったんですけど、やろうとしていることは間違いじゃないという。ミスになってしまったので評価されてないのかなというところがありますね。
N氏:普通に見れば憲太のミスなんだろうけど、例えば2タッチで出すところをダイレクトで出すから、もらう側が追いつかない。そういう部分っていっぱいあったと思うんだよね。
あんぜ:でもそこまで見ている人がいるかっていうところはw わかるようになっていくんじゃないかなという期待はしてますけどね。失敗してため息をつくか、狙いはいいから続けていこうぜって風になっていくかというところは。


N氏:まあでもなんといっても2012年は船山だよね。
あんぜ:ですね。正直あれだけ化けるとは思ってなかったです。ウチに来たころは、ああJFLに来るだけの選手だなって思って。取り立ててボディバランスがいいわけでもないし、シュート打てば枠に行かねえし、動きだしは見るものがあったんですけど、それ以外はJ2の水準じゃねえな、JFLレベルだなって思った。まー化けましたね。アルウィンの水戸だったかで、体当てられても踏みとどまってシュートしてゴールしたシーンがあったんですけど、その前の年までだったらコケてファールをもらおうとしていたのが、耐えてシュートを狙う姿勢になってきたというのは、すごいなと。意識変わったんだろうなって。ボディバランスすげえ良くなったじゃないですか。
N氏:そうだね。
あんぜ:エルシオ効果ですかね。
N氏:でもエルシオの効果だけ? あれって。
あんぜ:意識を変えるような何かがあったのかもしれないですけどね。
N氏:体的には別に一回り大きくなったとかではないよね。
あんぜ:めちゃくちゃ強いわけでもないですよね。
N氏:でも倒れないんだよね。
あんぜ:倒れないですねー。倒れないっつったら塩もなんですけどね。JFLの頃はコロコロコケてたイメージしかなかった。
N氏:自分で足もつれさせてコケたこともあったよねw
あんぜ:それが練習試合の相手が「うちの練習にならないから塩沢外してくれ」というコメントが出るくらい強くなって。でもあれはマネジメントのところもあったのかなという気はしますけどね。2011年の初めの頃なんて練習で力を出し尽くして試合で力尽きているのかなというのがあった。それが2012年になってからそれがなくなってベストパフォーマンスを求めるようになった、ていうのが要因かなって思いますけど。


N氏:そう考えると、反町監督になって、伸びた選手と自分の力を出せなくなった選手とがいるなって。
あんぜ:そこはホントに監督との相性なんでしょうね。こういうサッカーをしたいというのが、選手と監督とでバッチリ合えばいいんですけど、巡り合わせが悪いという選手が絶対出てくるので。そういう意味では、伸びた選手はやり方に合った選手で、試合に出られなかったり成長できなかった選手は、合わなかったとしか言い様が無いかもですね。だから僕は、監督と合わなかったら移籍した方がいいという考え。だってサッカー選手が試合に出られないということほど不幸なことはないわけで。そういう意味では2012年の選手の数は多すぎたかなと思います。そう考えると、大橋くんはすごいんですよ。
N氏:さっきも言ったけど選手の幅だよね。自分のサッカーと監督の考えが違うから、諦めるという選手もいる。でも、自分のプレーはこうだけど、監督の考えはこうだからってそれに合わせれば、自分のサッカーの幅も広がるだろうし。大橋もそうだけど船山もそうだよね。それで自分の力が伸びるんだからさ。能力にもよるんだろうけど。須藤なんかはいいもの持っていたんだけど、反町さんの考えには合わなかった。
あんぜ:結局は本人次第なんですよね。監督の言うことは尤もだけど俺はこうしたいよ、みたいなところに行っちゃうのか、この要求に応えられれば自分の幅が広がると考えてトレーニングできるか、のところなんですよね。それは見てる側からしたら見えにくいところだし、やれって言っても見ているだけの奴が何言ってるんだって思うところもあるはずで。きっかけはそこかしこに転がってるんで、それを拾えるか拾えないかで、カテゴリとかも決まってくる気はします。そこは俺が言うことじゃないかもしれませんが。ある程度はこうやったらいいんじゃないかと思うところはあるんですけど、それを押し付けたいとは思わない。
N氏:2012年の船山のような、この選手がこんなに伸びるんだなという面白みってあるじゃん? 今年も開幕当初これしかできなかったけど、終盤になったらこれだけの選手になったっていうのが出てくると思うんだよ。元々能力を持った選手なんだから、自信さえ付けば、たぶんね。
あんぜ:そこはJFLの頃と比べると完全に違うところですね。JFLの頃はただ戦っているみたいなとこがあったんですけど、2012年はどれだけ成長したかを見る楽しみが増えた。そういう意味では、すごい楽しいシーズンだったなって。スタメンというかレギュラー見ても、補強して入ったっていうのは楠瀬とか野澤とか、後半で言えば藤川くらいだったじゃないですか。他はJFLからの持ち上がり組で。だから、JFLの選手でも磨けばここまで出来るんだぞってところを見せたということは、すごい価値があると思います。元々能力は高くって、でもマネジメントがイマイチで伸び悩んでた選手が、反町監督がきちっと方向性を示して、それに合うような指導をしたからこういう結果になったのかなと思う部分はありますね。


あんぜ:ところで、2012年のMVPって誰だと思いますか?
N氏:シーズン通してだよね?
あんぜ:一人に絞る必要はないですけど。
N氏:船山と飯田かな。
あんぜ:おフナさんは当然として。後半戦はエースの風格バリバリでしたもん。組み立ても出来るしフィニッシュもいけるしで。飯田はなんでまた? 飯田はあれくらいやれるんじゃないかって思っていましたけど。
N氏:飯尾に活かされてる部分はあったんだろうけど、俺のイメージって開幕戦のイメージがすごく強いの。あのやられまくったインパクトが。それに比べたら、一年通して成長したかなって。
あんぜ:終盤キャプテンマークを付けたのは「お前がリーダーになるんだぞ」というメッセージだったとは思いますし。俺はディフェンスラインでいったら多々良が一番じゃないかなっていう気はしますね。新聞かなんかで「JFLに比べて「なんでそのパス?」っていうのが無くなったんでやりやすくなりました」ってコメントしてて、うおお頼もしいって思いました。怪我なく累積警告もなく、1年間通してフル出場出来たっていうのは、ディフェンダーとしては偉大だなと思いますね。
N氏:(ディフェンスの)3枚(飯尾・飯田・多々良)は評価されるよね。
あんぜ:多々良はポジショニングが年々渋くなってきたなって。ホントに大卒3年目かよっていう。
N氏:でもその3枚の影にボランチの2枚(ユン、喜山)の成長もあるかもね。
あんぜ:最後の3枚の前の4枚。ウイングバック(玉林、鐡戸)とボランチの4枚が連動して追い込んだからこそ、3枚のところで跳ね返せたというのはあるかもしれませんね。両ウイングバックなんて攻守ともに参加しなきゃいけないじゃないですか、ウチの場合は。なんであんな走れるんですか的なところもありつつ。ペナルティエリアでクリアした選手がゴールを決めるんですよ。どういうことだよっていうw
N氏:CZOさんが呟いてたよね。鐡戸がゴール前でクリアして、ゴール前まで走りこんで鐡戸がゴール。
あんぜ:あれは新生山雅の象徴のゴールだったなって。
N氏:100m近くダッシュしてるんだもんね。
あんぜ:それを90分続けるんですもんね。
N氏:その前に選手が何人かいるんだけど、それを追い越して。
あんぜ:ポストに当ててシャドーが拾う形というのは、ウイングバックの攻撃参加をする時間を稼ぐという意味ではすごい効果的で。(反町監督が)来た時からやってるんですよ。これは違うなってコールリーダーもtwitterで呟くくらいで。こういうサッカーをしたい、そのためにはこれをしなきゃいけない、というのを整理して、まずはここからやるよっていうのを考えたという意味で、ホントに反町さんって策士だなと思います。今までだったらロングボール放り込んで行って来いだったのが、押し上げの時間を稼ぐという視点が入って幅が広がったので、昨シーズンのサッカーはホントに面白かったです。

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【2014/05/19 21:22 】 | サポが作る山雅劇場2012 | コメント(0)
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