ここ数年、北信越1部で安定して上位に食い込む実力者のアルティスタ東御と、北信越2部記録となる26得点を上げて得点王とアシスト王の2冠を獲得した8小田竜也を中心に1年で北信越1部に復帰した上田ジェンシャンとの対決。東御は攻撃の要7喜屋武聖矢を軸とした前線のコンビネーションが武器。上田はJSCや長野パルセイロで活躍した18藤田信を加え、攻撃のバリエーションの増加が期待される。
前半は上田のペース。上田の18藤田信が前線の8小田竜也、10田中雅士らと新加入とは思えない連携の良さを見せて東御ゴールへ迫る。対する東御も右サイドの8犬丸圭吾、10石戸浩士らの右サイド突破で反撃。雨と風が強い中、上田21小原雅貴が足を負傷し交代するアクシデントがあったが、両者無得点のまま後半へ。後半は東御がサイドを広く使って主導権を奪い返すが、後半23分に上田が一瞬の隙を突いて左からクロスを上げ、18藤田信が頭で折り返したところを7山越史章が押し込み先制。東御は追い付こうと攻勢を強めるが、上田の体を張った守備を最後まで崩すことが出来ずに試合終了となった。
上田は堅守速攻からのサイド攻撃を得意としていたが、18藤田信がクサビ役となったりワンタッチでさばいたりと変化を付けることで東御守備陣のボールの奪いどころを惑わせた。いい動き出しを見せてもボールが出てこない場面もあったが、欲しいタイミングなどの意思疎通が深まればさらなる活躍を見せてくれそうだ。東御は前半終わり頃から上田の前線へのパスをカット出来るようになり主導権を取り戻したが、雨でスリッピーなピッチに慎重になりすぎたのかパスがつながらない場面が目立った。左サイドからの攻撃はあまり目立っておらず、職人サイドバック4西井光の不在が響いた印象だった。来週4/5(土)にはアルウィンでリーグ開幕戦を迎える。期間は短いがきっちり修正したい。
もう一つの準決勝、アンテロープ塩尻対中野エスペランサは塩尻が1点のリードを守り切り、決勝は上田と塩尻の対決となった。5/25(日)13:00、アルウィンでキックオフ。熱戦を期待したい。
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http://gotoalwin.blog.shinobi.jp/Entry/142/全国社会人サッカー選手権長野県予選準決勝 アルティスタ東御0-1上田ジェンシャン