勝つには勝ったものの、あまりやったーという感激もなく、「内容は悪いながらも勝利した」状態に逆戻りな印象。早い時間帯に先制出来て勢いに乗るのかと思いきや、逆にペースを落として横パスで出しどころを窺う手詰まり感満載の試合運びで、スタミナが落ちてきて中盤でセカンドボールを拾えなくなってからは押し込まれるシーンが目立つようになりました。せっかく前線からのプレスでボールを奪っても速攻につなげるシーンはむしろ少なく、一旦後ろに戻して相手を助けてしまうシーンの方が多かったですね。ボールが集まるパサーがチャレンジしないことには攻撃が始まらんのです。槍玉にあげるのは期待の裏返しでもあるわけですが、出来るのにやらないのはどうにもフラストレーションがたまります。加えて「こんなもんでいいだろう」という手を抜いた風に見えるプレーぶりの選手が何名かいたのが残念でならないです。よく「相手に合わせてプレーしているうちに自分もそのレベルになってしまう」などと言われますが、手を抜くうちに習い性となってしまっては困るなあと。某新聞ではバス移動の疲れが、とありましたが、天皇杯組は当日移動でさらに長距離を移動しながらよほど動けていたわけで、メンタルの部分で差があるのかもしれません。
ただまあ連戦を見越して体力を温存すべきか迷うのもわからないでもないんですよね。俺自身焦らないでじっくりいくべきか勢いに乗って攻めるべきか迷いましたし。ここで何書いても結果論になってしまいますが、この実力差で前半5分の得点で満足してしまうような志の低いチームにはなって欲しくないのは確実。同じ前半5分の得点でも果敢にチャレンジし続けた天皇杯組。「もっと元気なメンバーに入れ替える」そうなのでチャンスは巡ってくるはず。チームに風を吹きこんで欲しいですね。
[14回]
偉そうなこと書いてますが、俺自身焦れながらも妥協したところがありました。リードはしてるし雰囲気が悪くなるぐらいなら現状維持の方がいいかと。本人は檄のつもりでも周囲には文句にしか聞こえないなどという例は多数あるわけで、そのあたりのさじ加減は全然わからない。それでも試行錯誤を続けていくしかないです。はい。
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http://gotoalwin.blog.shinobi.jp/Entry/98/JFL後期第16節 松本山雅2-0ソニー仙台