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【2025/05/19 19:43 】 |
JFL前期第8節 松本山雅2-1長野パルセイロ
まず最初に。自分は、自分たちは、最後まで戦えていたか。試合開始早々に失点しても「2点取ればいいんでしょ?」と開き直れたか。風下で苦しんだ時間帯も跳ね返す空気を作れていたか。風上に立った後半、なかなか得点できずに残り時間が気になってきても「ワンチャンスあれば1点取れる」と大きく構えていられたか。俺は前の試合より出来ていたと思います。そしてサポーター一人ひとりがこのままじゃダメだと感じて行動した結果だと思っています。俺達の応援が選手に届いたと、今はうぬぼれていいと思います。でもね、コールリーダーの声が脳内で再生されるんですよ。「お前らもっとやれるだろ?!もっとでかい声出せるだろ、もっと高く跳ねられるだろ!!」 客観的に見れば「JFLに上がったばかりのチームに勝利した」だけ。この先もっともっと厳しい試合、苦しい試合が待っているはず。その時にあきらめない気持ち、最後まで戦う姿勢を持ち続けられるようにならないといけない。結果に満足してもいい、けれどこのままでいいと思ってはいけない。Jを、その先を目指すのだから。もっと高く飛ぶために。


とまあわかった風な書き方をしていますが、正直嬉しい。いつもならツイッターで寸評ツイートしてメモがわりにするんですけど、どうしても語尾に(ドヤァ)とついてしまうのでやめたくらい浮かれてました。その程度の人間です。試合の振り返りは冷静にやりたいんで録画見てします。長くなってます。


風が非常に強く、風上に立ったチームが攻勢をかけるという試合でした。開始早々にパルセイロが先制して山雅はそれを風下から追いかけるという厳しい展開。とはいえ、前半終了間際に同点に追いついて折り返した時点で負けることはないなと感じてました。その理由は、バイタルエリアで自由なプレーをさせていなかったことと中盤での技術の差。バイタルエリアに入ってくるボールはかなりの確率で相手より先に触って跳ね返していたので、ボールを持たれているわりにはそんなに怖くはなかったんですよね。それと、山雅は風下でロングボールを入れられずにグラウンダーのショートパスを中心に攻めざるを得なかったわけですが、そのパスが繋がりやすく、意外とキープ出来ていたので(失礼な書き方ですが)、エンドが代わってロングボールを使えるようになれば攻め方の幅が広がるだろうと。そして決定的だったのがパルセイロのミスの多さ。最近Jチームとの練習試合ばかり見ていたので余計に思うのかもしれませんが、つまらないミスで簡単に相手ボールにしてしまう場面が多かった。山雅としては「助けてもらった」という意識を持っていないとダメですね。実際守備の人数が足りなくてヒヤっとした場面はいくつもあったわけで、相手がミスしてくれたからOKと考えるのはマズイ。まあそれもこれも勝ったから言えるようなものですね。

で、後半。サイドチェンジやロングボールを入れて今井・鐡戸両選手がサイドを走り回れるようになって攻撃に厚みが出ました。なんだかんだで山雅はサイドバック・サイドハーフの攻撃参加からチャンスを作るチームだと思っています。サイドからの攻撃はボランチが高めにポジショニング出来るので、セカンドボールを収めたり攻撃に参加出来たりとリズムが良くなるんですよね。ロングボールを多用してリスクを少なくするというのは吉澤監督のポリシーだと思うので、柴田コーチに頑張(ry やめときます。後半の課題はなんといっても押している時間帯に得点出来なかったことですね。まだまだ直線的にゴールに向かっていく意識が強く、”三人目”が攻撃に参加しにくかったかなと。この点、途中投入された塩沢選手は中盤でボールを受けるとサイドの鐡戸選手や今井選手に展開していたのが良かったですね。ポストプレイヤーなのでサイドからクロスが上がる展開にしたいという考えもあったとは思いますが、攻撃のリズムを変えるという意味では正解でした。まあこれも勝ったから以下略。


このへんで得点シーンを詳しく見ていきたいと思います。

前半3分の失点シーン。”三人目”としてするするっと上がってきた土橋選手に決められてしまいました。人数をかけて攻められると対処が甘くなるのは昨シーズンから見受けられた光景。この場面では守備ブロックからキャプテンがチェックに出て行って薄くなったスペースを上手く突かれましたね。チェックに出て行く時は誰がカバーするかもう一度確認しないとマズそうです。

前半アディショナルタイムの同点シーン。隆二のサイドチェンジからてっちゃんのクロスが上がってこぼれ球を今井昌太。特筆すべきは昌太のファーストタッチ。DFが二人詰めてきたのを鮮やかにかわし、かつシュート出来る位置にボールを置いたこのプレーは絶賛されるべきです(オザッシュも褒めてます)。ボールを受ける前に次のプレーのイメージが出来ているからこそのプレーでしょう。まさにゴラッソ。

後半アディショナルタイムの逆転シーン。塩爺が昌太にはたいて、折り返しのパスを隆二がバックヒールで徹也へ渡し、キックフェイントを入れてゴール右へ。DFがスクリーンになるようにかわした徹也も上手かったんですけど、その前の隆二のバックヒールですね。録画を見直すと、塩爺が昌太にパスをした時に一瞬隆二が中を確認していて、確信を持ってパスを出していたことがわかります。高い位置でこういうプレーが出せる隆二がベンチだと勿体無いですね。でもトップ下だとツルと被り、ボランチだと匠かキャプテンを外さないといけない。いやあ贅沢な悩みです。


劇的な勝利で浮かれてはいたけれど、録画を冷静に見直すと相手のミスに助けられた部分が多くてちょっと危機感を覚えました。特に人数をかけて攻められた時のマークの確認や、後半足が止まってきてからのカウンターへの備えですね。背後に回って視界から消えようとするFWの質はここから先どんどん上がっていくわけで、きっちり対処していかなければなりません。そしてこれから増えてくるであろう、引いて守るチームへの対応。昨シーズン終盤はしっかり引いてスペースを消すチームに苦労したのは周知の事実で、次節対戦する佐川印刷はまさにその通りの試合運びで負けてしまったチームです。今シーズンを戦う上ではむしろ佐川印刷戦の方が重要だと思います。ツルと隆二を同時起用して欲しいですね。息をつくまもなく5月3日キックオフ。さあ、次も最後まで戦い抜くぞ。


以下個人評。気になった順。

・木島良輔
得点という結果を出せませんでしたが、個人的にはMVP級の働きだったと思います。執念で前に進むドリブル、労を厭わず走る守備、迫力のシュート。あの姿勢は淡白なプレーが目立つどっかの若手に見習って欲しいですね。上背がなくとも強引に突き進めることを証明しているのが素晴らしい。早く得点という結果を出して波に乗って行って欲しいですね。

・北村隆二
トップ下で出場。パサーとしての能力以上に攻守のバランス感覚が抜群で、攻撃のサポートだけでなく攻撃参加で上がっていった選手の穴をきっちり埋めるなど、八面六臂の活躍だったと思います。個人的には監督の無茶振りに黙って応える職人というイメージ。いや開幕前のテレビの特集で意外とお茶目な人だと気付かされましたが。センターが隆二の定位置。

・渡辺匠
中盤でのボール奪取は惚れ惚れしますね。ホントいい位置にいるんですよ。ワンタッチツータッチでボールを捌くのが得意なので、もうちょっと中盤でのフォローが増えればもっと輝けるのではないでしょうか。次も匠の技を見せてくれ。

・鐡戸裕史
てっちゃんの突破とクロスからチャンスが生まれる、これ大自然の摂理な。

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【2011/05/01 21:05 】 | 観戦記(松本山雅) | コメント(0) | トラックバック()
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