多分この選手のためにこのシリーズを始めました。弦巻健人選手です。
卓越したパスセンスで敵陣を切り裂く山雅の司令塔。今年はよりゴールに近いトップ下でプレーすることが濃厚で、持ち味を存分に発揮してくれそうです。弦巻選手の最大の武器は視野の広さ。パスコースを見つけるだけでなく、ディフェンダーが体を当てに来るタイミングも把握出来ていて、フィジカルが強い方ではないものの素早く耐える体勢を取って意外と当たり負けないのが強みです。ヴェルディで下部組織からプレーしていたこともあり、テクニックでボールキープ出来るのも大きいですね。ただ、今後を考えていくと物足りない部分もあります。直近で言えばシュート力とシュート精度。本人も10得点10アシストを目標に挙げていましたが、ゴール前でパスしか無い選手は怖くないので、まずはシュート精度を上げていって欲しいですね。あとはフィジカル。「意外と」という枕詞が外せるようにしてもらいたいです。耐える準備の時間を短く出来れば出来ることの幅が広がるはず。さらに上の段階へ進む準備を積み重ねていって欲しいですね。
弦巻選手の移籍後初出場、後期MIOびわこ戦。アウェー初参戦で渋滞に巻き込まれて後半からの観戦になり、スタジアム到着と同時に弦巻選手が投入。あっという間に鮮やかなスルーパスで同点アシスト。ひとりだけ違う世界を見ているようなプレーを見てからずっとファンです。惚れたと言ってもいい。正直足りない部分が目立つし、だから山雅に来たんだろうけど、あの「3秒先が見えている」ようなパスは教えられて出来るようなものではない。武器を磨くだけではなく活かすためのトレーニングもやって欲しいと強く願っています。なんか偉そうだけどそういうことです。
[8回]
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