前回の記事であんなこと言ってますが、俺はヤジ否定派というわけではありません。ちょっとくらい挑発的な言葉をかけた方が動きが良くなりそうな選手っていますよね。ただまあどんな選手もそうかといえば違うわけで、褒めて調子に乗させる方がいい選手、天狗になるから程々にしておいた方がいい選手、いろいろいます。ここまでの試合を見てくればだいたいどんな選手かわかるわけで、選手に合わせてどんな言葉をかけるかは難しくもあり考え甲斐があるところでもあります。
でも。
何事にも限度はあります。薬も飲み過ぎると毒になります。体にいいからと勧められて飲みすぎて体を壊したら、不信感が生まれても仕方がありません。ちょっとカッとなって分量間違えました、では手遅れの場合もあるわけで。そのあたりは間違えないようにしたいなあとも思います。
行き過ぎた空気をどうやってクールダウンさせていくかはこれといった特効薬が無いので難しいですが、野次っている人が野次らなくなればいい、私は野次らないから関係ありません、という考えでは根本的な解決にはならないなと思うんですよね。目に余るほどひどいヤジを飛ばす人は、悪目立ちしていますが数は圧倒的に少ないわけで。雰囲気というのは声の上がる方に流れていってしまうもの。なんとかしたいと思うなら、誰かがなんとかしてくれるのを待つのではなく自分でアクションをとらないと中々難しいのではないかと思います。
といっても俺の少ない引き出しには、野次りたくなる場面でもポジティブな声を上げるとか、「切り替え切り替え!」と選手だけではなくサポーターにも呼びかけるとか、そんなものしか入ってません。応援の方法はいっぱいあって、何も全員が同じやり方をしなければならないというわけでもないので、いい方法があったら教えてもらいたいくらい。最初に書いたように使用量を間違えなければヤジもありかなとも思っているので難しいところです。チャント歌ったり飛び跳ねたりするだけが応援じゃないし、黙って我慢するのだけが応援でもない。もっとね、いろんなやり方があっていいと思うんですよね。いろいろな方法があることをまず認めないと。その上で何をするか、ではなんでないかなと思います。
だからといって何をやってもいいというわけでもなく、先に述べたように行き過ぎると毒になることは往々にしてありますし、節度を守って”やんちゃ”できたらなと思います。サッカー観戦って楽しいものにしたい。他人に対して配慮する心、寛容になる心がちょっとだけあればみんなハッピーになれるんじゃないかなと。特に後者。もっと力抜いていきましょうよ。
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