隣で知り合いらしき人と話していたおっちゃんの話に聞き耳立ててたらおっちゃんの見識が高すぎて自信なくして帰ってきました。
トレーニングマッチの結果
キャンプでの成果を見たかったし、宮崎よりは近かったので見に行ってきました。相手が大学生なのである程度自由にプレー出来るだろうと考えて、山雅がやりたいサッカーはどういうものなのか確認する試合という認識で観戦しました。注目したポイントは2点。攻撃の形が出来ているかと守備の形は出来ているか。ってすげえ曖昧な感じですけど。攻撃は50点、守備は70点といったところでしょうか。形にはなりつつあるものの合格点にはまだ至っていない段階だと思いました。守備はともかく攻撃パターンをもうちょっと増やしてほしいなと高望みしてみます。
んでまあいつもどおり適当に。45分を3セットでしたが、キーパーは1セットで交代、フィールドプレーヤーは2本目途中で交代。前半は弦巻選手のパスセンスを活かそうと考えると行き着く布陣でした。まだ試行錯誤中のようで、攻撃の動きのパターンが確立されておらず選手が重なってしまう場面が見受けられたのが残念なところ。とはいえ、相手が前がかりになったところでボールを奪取し、反撃に転じる切り替えの速さは去年並みかそれ以上だったのは収穫だったと思います。木島兄弟のスピードと決定力が遺憾なく発揮された1本目でした。2本目後半からガラリとメンバーを入れ替えて若手中心の布陣に。2本目はミスから失点したものの3本目からは守備を立て直し、結果にある通り木村選手の活躍で2点を取って終了でした。前半のシステムは完成するまで時間がかかりそうですが、機能したら本当に楽しいサッカーが見られそうでワクワクしたので、是非チャレンジし続けて欲しいなと思いました。
守備に関してはキーパーのコーチングの重要性を再認識しました。特に2本目の後半と3本目はほぼ同じメンバーなのに守備の安定感が段違いで、コーチングもキーパーの技術の一つなのだと痛感しました。去年堅守を誇った山雅ディフェンスは石川選手を合わせてのものだったのかなあと。白井選手はセービング技術はしっかりしていますが、危険察知能力の面では試合にコンスタントに出ていた石川選手に軍配が上がるようです。誰が誰を見るのか、左右どちらを切るのかを一番ハッキリ指示していたのが石川選手でした。沼津ではケンタに怒鳴ってばかりで焦っている印象でしたが、今日はキーパー陣の中で一番落ち着いていたと思います。3本目が一番活気があって自由に意見を言い合える空気だったのが特に良かったですね。
総括すれば、開幕に向けて着々と準備は進んでいるのかなという所ですかね。山梨学院大学は1点目を取られてから明らかに集中を切らしてしまったのが見えたので、点差は差し引いて考えなければならないとは思いますが、とにかく点を取れる形を実践できたのはプラスの材料です。反省の材料もいろいろと出てきましたけど。今後増えてくるであろう引いた相手をどうやって崩すかについては、現状は個人技に頼るしかないのは懸念材料ですね。残り2週間、修正を期待します。
以下個人評。気になった順。
・石川扶
3本目開始直後からガンガンに指示を出し、時には攻撃で誰のマークが外れているかなどを細やかに伝えていたのが印象的でした。例えばヤマゴーが「首振って選手見とけ!」と指示を出す場面なら、タスクは「首振れ◯◯は×番見とけ右切れ右切れ!」とより具体的な指示を出していて、同じメンバーでも安定感が違うなと思ったものです。3本目は年の若いメンバーが多かったからか全体的に声が出て雰囲気が良かったです。
・弦巻健人
彼のパスセンスを見るとつくづくベンチに置いておくのは勿体無いと思わされますね。急所を射抜くキラーパスでチャンスを演出していました。改善して欲しいのはシュート精度ですね。それほどプレッシャーのかからない状態でも枠を捉えられないのはちょっと問題です。ミドルがあると思わせられればディフェンダーがチェックせざるを得ず、パスコースも広がるはず。俺の中での要求レベル結構上がってます。
・木村勝太
ムラのある選手ですが今日はキレてましたね。相手を見下ろすくらい傲慢な方が良いプレーが出来るので格上相手に対しても安定して「調子に乗れる」ようになって欲しいですね。
・渡辺匠
もう中盤の要といった風情ですね。よく通る低い声でチームを鼓舞する姿はチームに不可欠のものになっていました。経験に裏打ちされた攻守バランス調整に期待です。
[14回]
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