日本1-1ヨルダンという結果。力量差を考えると負けたと言っていい内容ですね。失点は前半終了間際、右サイドを崩され、センターバックの間隔が離れてしまったエリアに切れ込まれてのシュート。吉田が足を出してコースが変わる不運もありましたが、その前に完全に崩されていたのが一番の原因ですね。んで、0-1のままガン守りに入ったヨルダンのディフェンスを中々崩すことが出来ず、終了間際90+2分で長谷部のショートコーナーからファーに入っていた吉田のヘッドで同点にするのがやっとでした。
引いた相手を崩しきれなかった、というよりはヨルダンの飛ばし気味な高い位置からのプレスへの対処が甘かったかなと。奪われてはまずいエリアでボールを奪われ、相手の精度の低さに救われるシーンの多さが目立ちました。このあたりはザッケローニ監督の「プレイのスピードが遅い」というコメントに集約されますね。連携不足で足元で受けるパスが多くなってしまい、前に出ようとした時にはすでに囲まれてしまっていました。フィジカルの強いヨルダンディフェンスを囲まれてしまう前にパスを出してかわす予定が、ヨルダンの技術が思いの外高かったこともあってうまくいきませんでした。特にセンターバックやボランチからのビルドアップのパスを狙われており、修正しきれなかった前半は危ないシーンが目立ちました。
後半は岡崎投入で香川が中でプレーできるようになってからリズムがよくなりました。前半は香川が左サイドでやりにくそうにしていましたが、この交代で中でドリブルを仕掛けられるようになってチャンスを多く作れるようになりました。そしてヨルダンのプレスの圧力も弱くなり、どうやってディフェンスを崩すかというところだったのですが、人数をかけて潰されたスペースを中々こじ開けることが出来ませんでした。なんというか攻撃に時間をかけすぎて中を固める時間を与えてしまっていたのかなと。遅攻でも崩す自信があったのかもしれませんが、もっとシンプルにプレーしても良かったと思います。試合後に名波さんがディフェンスを引きつけて固めるタイミング、引きつけて出来たスペースを活かすタイミングの切り替えが良くなかったとコメントされてましたが、まさしくその通り。アジア杯では日本に対して引いて守るチームが多くなるわけで、どのように修正してくるか注目ですね。
やーしかしヨルダンのGKサフィーはいい選手でしたね。わざとコース空けてシュート誘ったり、果敢に飛び出したり。サウジアラビアがシリアに負けたりするなど意外な発見がありそうです。
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