TM見に行くお金を募金に。どうも俺です。Jリーグの再開が4月29日を目処にしているということで、JFLもそのあたりに再開かもしれないという話が出てきました。で、決起集会の動画でも見てテンション高めようかと思ったらいつの間にかアルウィンでの町田戦を何度も見返している俺がいました。今でも悔しい試合です。町田は強かった、負けてもしょうがないといった意見もありましたが、俺はそうは思っていません。先制されたものの、町田が退場者を出して同点に追いついてからは流れは山雅にあったし、絶対逆転して勝ち点3差に詰められると確信していました。相手の力の方が上だったけれど勝てるチャンスが無いわけではなかった、そこが今でも悔しい理由なのかもしれません。
悔しい悔しい言ってても芸がないので、自分なりに失点シーンを分析してみました。下の動画の25秒くらいからどうぞ。
クサビでボールを受けた勝又選手がパスを出し、スルスルッと抜けだしてゴール前でフリーになってゴールしたシーンです。俺はサッカー知らない部類の人間なので、パッと見ただけでは何故勝又選手がゴール前でフリーでボールを受けられたのかがわかりませんでした。何度も見返すと勝又選手がフリーになる布石をチーム全体で打っていたことがわかったので順に見ていきます。
勝又選手が鈴木選手にパスを出した(29秒くらい)場面を切りだすとこうなります(画像荒くてスミマセン)。

流れの中の1シーンなのでわかりにくいですが、勝又選手についていた本田選手が
マークを切り替えてボールホルダーの鈴木選手に寄せ、弦巻選手が勝又選手のマークについた
瞬間です。この時、勝又選手の前にいる2人の選手にはセンターバックの2人が
マークにつくわけですが、2人ともややニアに入ってきます。これが布石です。

パスを出した勝又選手は、マークについた弦巻選手の視界の外に出ると同時にボールを確認しながらゴール前まで走り込みます。
一方で弦巻選手は内に切れこんでくる鈴木選手を気にしてしまったため、勝又選手へのケアがおろそかになってしまっています。

後はバイタルエリアにぽっかり空いたスペースに走り込むだけ。
勝又選手の上手いところは、弦巻選手の視界から出ると同時にスピードアップするところですね。
弦巻選手は届かないボールなので後ろの選手に任せようとしたら人がいなかった、という動きに見えます。
もちろん弦巻選手の対応のまずさもあったのですが、ドリブルでディフェンダーを引きつけた鈴木選手や
スペースを作る前線の選手の動きに加え、勝又選手の”消える”動きによって生まれたゴールと言えるでしょう。
2010年終盤は数字に出るほどの堅守だった山雅ディフェンスですが、
このような連動してマークをスイッチする動きに対しては脆さがあったというのが俺の認識です。
それは恐らく監督の引き出しに無いアイディアなので対策練習をしたくても出来ないのではないかと
疑ってますが、本当かどうかはわかりません。
今年は柴田コーチや経験のある選手が加入したので改善を期待したいところです。
[3回]
http://gotoalwin.blog.shinobi.jp/Entry/63/敗戦の記憶